2016.09.30 Friday
2104 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9):原口恵子展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、原口恵子展。
会場風景。
淡く温かい色彩の抽象画のようですが、
画面に見入り、タイトルを確認すれば、
それらは、風景画が発想の起点になっていることがわかります。
目前の風景を写生するのではなく、
記憶に残る風景の断片、
あるいは、目の前の風景から蘇る、別の時代の、別の場所の風景。
それらの交差が豊かで深いイメージを生み出しています。
無音とも思われるほどに静かな背景に、
本来、色や形を持ちえない甘美な記憶が、
色面のブロックの塊や、ひずんだ線形に置き換えられている、
そんな印象でした。
夏の街
古いアパート
美術館通り
海辺の美術館
TV局の引っ越し
写真:筆者撮影
20160921 観賞