2018.03.31 Saturday
3114 藤屋画廊(中央区銀座2-6):佐藤正和重隆彫刻展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
藤屋画廊(中央区銀座2-6)では、
佐藤正和重隆(さとう せいわ しげよし)彫刻展。
会場風景。
展覧会タイトルは、
ー古代甲虫文明 キサトリウス女王葬祭殿ー。
悠久の昔にに栄えた、幻の「古代甲虫文明」。
代表的な遺跡の一つである、
「キサトリウス女王葬祭殿」発掘調査の結果、
出土した、祭殿を飾っていた彫刻作品の数々。
そんなシチュエーションなのでしょうか。
彫刻家が構想した古代文明の出土品という
筋書きの彫刻群。
実際、遺跡から発掘された石像の多くは、
殆どが破損し、かろうじて一部が残っている場合が多く、
彫刻家もそのスタイルを踏襲することで、
エイジング効果と、不明の部分を多く残す、
未知の妖しさと、
儚い美的効果を生み出しています。
甲虫界のなかに深く分け入って、
そのイメージを作家独自の感性で育て、
出土品という形式で表現することで、
山水画のような、
創造された事実を創り出した。
そんな印象でした。
シロスジカミキリ
黒御影石、白い石、流木、木
夫婦で太陽を運ぶスカラベ
黄色大理石、ブロンズ
二つの門ーミヤマクワガター
黒御影石
二つの門ーカブトムシー
黒御影石、ブロンズ
アラガールホソアカクワガタ
ゴールデンマーブル、ブロンズ、古材
ヘキサトリウス女王の頭部
本小松石、大理石、黒曜石、黒御影石、ブロンズ
軍神エナ
砂岩、白大理石、黒曜石、佐渡赤玉
写真:筆者撮影
20180320 鑑賞