2018.10.31 Wednesday
3448 四季彩舎(中央区京橋2-11):ムラカズユキ展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
四季彩舎(中央区京橋2-11)では、ムラカズユキ展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ーカフェの女ー。
同一サイズのキャンバスに描かれた女性像。
こちら向きに椅子に座っているポーズ、
そぎ落とされた黒線のみの表現。
画面全体を人物の白と、背景の単色で塗り分け、
さらに背景の色が人物の一部に侵食しています。
それら、モチーフや描き方に一定の規範を設けつつ、
そんな強い制約を逆手に取るように、
微妙な個性を浮き上がらせることで、
女性の強い存在感を表出させています。
その個性は、
暮す場所別に現れるという、
アートならではの飛躍に、
面白味と、
人格は、暮らす場所から逃れられないという
軽いペーソスが漂います。
カフェに座る女性という日常の風景は、
画家の独特な感性によって再発見され、
現実から幻想的な場面へと変化する。
そんな印象でした。
カフェの女(船橋)
カフェの女(国立)
カフェの女(木更津)
カフェの女(銀座)
写真:筆者撮影
20181023 鑑賞