CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
RECOMMEND
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    紋谷幹男 (11/11)
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    香久山雨 (11/10)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    紋谷幹男 (11/03)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    石丸 康生 (11/02)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    紋谷幹男 (04/07)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    石村実 (04/06)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    紋谷幹男 (02/23)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    沢村澄子 (02/21)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    紋谷幹男 (12/30)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    牧野 光一 (12/29)
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
 
紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3755 巷房2+階段下(中央区銀座1-9):石井文徳展
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC09323.JPG

    巷房2+階段下(中央区銀座1-9)では、石井文徳展。

    DSC09324.JPG

    左手前が階段下会場入り口、
    右奥が巷房2会場入り口。


    DSC09325.JPG

    巷房2会場風景。

    白や黒の地にシンプルな形が
    パラパラと配置されています。
    形の外周は、濃淡が段階的に広がり、
    周囲に消え入るようです。

    全体で楕円を成すこれらは、
    水面に映った作家自身の顔が発想の源なのだそうです。
    ああ、そうかと、改めて見れば、
    ゆらゆらと揺れる水面から
    こっちを見ている顔に見えてきました。

    水面に映る自分の顔を見るというのは、
    ナルシシズムの語源となったナルキッソスが有名ですが、
    日常ではまずはやらない行動だと思われます。
    落ちないように無理な体勢で覗き込む。
    鏡のように正面に向かい合うのではなく、
    真下を見下ろす。
    自分の顔は下から見上げられた、
    重力に影響を受けた顔。

    自分のものであるはずの顔は意味や役割を失い、
    図像としてとらえられた途端に、
    揺らめく図像は
    人間の何かの普遍性を獲得する。
    そんな印象でした。

    DSC09326.JPG

    DSC09327.JPG

    DSC09328.JPG

    作品と部分詳細。

    DSC09329.JPG

    DSC09330.JPG

    ​作品と部分詳細。

    DSC09331.JPG

    DSC09332.JPG

    DSC09333.JPG

    ​作品と部分詳細。


    階段下会場風景。


    DSC09334.JPG

    DSC09337.JPG

    DSC09335.JPG

    DSC09336.JPG


    写真:筆者撮影

    Scan0027.jpg

    Scan0028.jpg

    20190514 鑑賞
    | 印象記 | 04:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事